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根付師「陽佳」
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仙人が住み、不老不死の地とされる
「蓬莱山」
「蓬莱山」
東の海のどこかに浮かぶその霊山は、
古代中国皇帝の憧れの地でもあり、
秘かに探させていたとの話も。
古代中国皇帝の憧れの地でもあり、
秘かに探させていたとの話も。
その、「蓬莱山」が
手のひらの中にあったとは…
手のひらの中にあったとは…
DATA
『 蓬莱山(ほうらいさん)』 2009
マホガニー
象嵌なし
ヤシャ染め
3.8 × 3.2 × 2.4 cm
~ 個人蔵 ~
『 蓬莱山(ほうらいさん)』 2009
マホガニー
象嵌なし
ヤシャ染め
3.8 × 3.2 × 2.4 cm
~ 個人蔵 ~
「蓬莱山」は
海に浮かぶ“島”or“山”ということから、
古代中国の天地を支える大亀(神亀)伝説と一体化し、
神亀が蓬莱山を背負っている姿でしばしば描かれ、
吉祥図として
現在もなお好まれています。
とても縁起の良いこの図柄を
手のひらの中に
凝縮して根付にしました
その山は、
松・竹・梅が生え、
仙鶴(仙人を乗せて飛ぶ鶴のこと)が飛び交う、
不老不死の理想郷
長寿の象徴でもある
神亀の甲羅のウラ(亀の腹)の模様は、
あえて『壽』の篆書文字にし、
おめでたさ満載の根付に
神亀の甲羅のウラ(亀の腹)の模様は、
あえて『壽』の篆書文字にし、
おめでたさ満載の根付に
山には松竹梅の他、
仙人の棲む“建物”や、
“滝”、“東屋”、“橋”などが彫りこまれ、
じっと見ていると
自分もこの中に入り込み、
蓬莱山の住人になったような気がしてきます。
東屋の後ろに“梅”の木、断崖に“松”
仙人の棲む“建物”、横には“竹林”、そして“橋”
≪イラスト入りの詳しい解説書の部分≫
むむ、どれが松竹梅??と思われた方はこちらをじっくりご覧ください
むむ、どれが松竹梅??と思われた方はこちらをじっくりご覧ください
「神亀」だけあって、厳しくも凛々しい表情
残念ながら、
ここに棲む“仙人”は
鶴に乗ってどこかへお出かけのようで、
姿がみえません・・・
ここに棲む“仙人”は
鶴に乗ってどこかへお出かけのようで、
姿がみえません・・・
◆次回は、この「蓬莱山」の後日談を。。
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根付師「陽佳」
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白羊と白猿が寄り添い眠る根付
DATA
『至福の時』 2008
象嵌なし
3.8 × 3.0 × 3.4 cm
~ 京都清宗根付館 所蔵 ~
耳を澄ませば、
柔らかな寝息が聴こえるような
まさに“至福の時”を感じる
穏やかな寝顔・・・
穏やかな寝顔・・・
お互いを信じきっているからこそ、
お互いの体をあずけて
ピタリと寄り添って眠れるのでしょう
どうか穏やかな一年となりますように…
古来より
白い鳥獣は瑞兆として喜ばれ
また神聖な神の使いとして
尊崇されています。
白い鳥獣は瑞兆として喜ばれ
また神聖な神の使いとして
尊崇されています。
8年前の作品ですが、
偶然にも
昨年から今年の干支をモチーフにした根付です
偶然にも
昨年から今年の干支をモチーフにした根付です
◆次回も根付で・・・?