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根付師「陽佳」
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仙人の行方・・・
あの、蓬莱山の仙人は
鶴に乗ってどこへ出かけたのか。。
ここにいました!!
もう一つの「蓬莱山」で
そこの住人たる仙人と
のんびりと “碁” を打っています
そこの住人たる仙人と
のんびりと “碁” を打っています
≪蓬莱山の後日談≫
本来根付は、ポケットのない“きもの”を着て生活する際に、
煙草入れや巾着、印籠などを腰から提げて携帯する場合の
帯に引っ掛けるための留め具ですので、
紐通しの穴の位置は
根付の下に提げ物がぶら下がるように
考えて空けられています。
ですので、
根付自体を単体でカバンに提げて楽しむという事は
できない構造なのですが、
蓬莱山を所有するお客様から、
ぜひ蓬莱山をカバンに提げて楽しみたい
というご要望があったのです。
根付自体を提げるためには
根付上部中央に穴が無ければなりません、
さてどうしようかと思案に暮れていると、
根付上部中央に穴が無ければなりません、
さてどうしようかと思案に暮れていると、
“もしかしたら仙人の数だけ蓬莱山があるのかも…”
そんな、思いがふと浮かびました。
そこで、
根付「蓬莱山」の対(つい)となる、
もう一つの 提げれる“ 蓬莱山 ” を創ることに。
根付「蓬莱山」の対(つい)となる、
もう一つの 提げれる“ 蓬莱山 ” を創ることに。
微妙な違いをだしつつも
左右対称のフォルムを意識し、
『対もの』感を醸し出しました。
左右対称のフォルムを意識し、
『対もの』感を醸し出しました。
そして、
なによりもあの不在だった仙人が、
もう一つの蓬莱山で
一緒に碁を打っているなんて。。。
なによりもあの不在だった仙人が、
もう一つの蓬莱山で
一緒に碁を打っているなんて。。。
二つ揃うことで、
ますます想像力がかきたてられます。
ますます想像力がかきたてられます。
『根付』の新しい楽しみ方なのかも・・・
と気づかされた思い入れのある「対もの」作品です。
と気づかされた思い入れのある「対もの」作品です。
厳密に言うと、
この紐穴の空け位置では「根付」とは言えませんが・・・
この紐穴の空け位置では「根付」とは言えませんが・・・
DATA
『神亀 蓬莱山』 2009
~ 個人所蔵 ~
◆次回は・・・思案中です。。
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