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『根付師 陽佳』、ときどき「湖蝶」、ところにより「桃生蛙子」

根付作品を中心に篆刻作品や書作品を自分で撮った記録写真とともに紹介しております。

Category :  根付師「陽佳」
tag : 
 
今年の干支「戌」にちなんだ、
おめでたい干支根付

© 陽佳 2017「唐子犬」PA260346.jpg 
DATA
『 唐子犬(からこいぬ)』2017
象牙
象嵌あり( 貝 )
茜染め、ヤシャ染め、顔料、金泥
3.5 × 3.7 × 2.4
~ 個人蔵 ~





© 陽佳 2017「唐子犬」PA260347.jpg 

© 陽佳 2017「唐子犬」PA260348.jpg 

© 陽佳 2017「唐子犬」PA260349.jpg 

© 陽佳 2017「唐子犬」PA260351.jpg 

© 陽佳 2017「唐子犬」PA260352.jpg 

© 陽佳 2017「唐子犬」PA260353.jpg  

© 陽佳 2017「唐子犬」PA260354.jpg 



額飾りを貝で象嵌することで、
唐子の髪型を連想させ、
且つ華やかさもアップ
© 陽佳 2017「唐子犬」PA260355.jpg 

土鈴型なので底には
しっかりと鈴口があります
© 陽佳 2017「唐子犬」PA260358.jpg 



古来より犬はもっとも人間に身近な動物であり、
また多産な事から安産の守り神や子供の守り神として、
犬筥(いぬばこ)や犬張子など
玩具としても親しまれております。

また中国風の髪型や服装をした「唐子(からこ)」も
古くから陶器の意匠に好んで使われる人物紋様で
やはり子孫繁栄をあらわす縁起物とされています。





そこで、唐子の雰囲気を
山形の郷土玩具“渋江の練人形の犬”をモチーフに取り入れ
「唐子犬(からこいぬ)」とし、
土鈴型のフォルムにすることで
さらに鈴の魔除けと開運の意味合いもプラスした、
とても縁起の良い根付です。

日本神話の黄泉平坂(よもつひらさか)の
3つの桃を投げる話は有名ですが、
日本では桃は魔を払うとされ、
背中の桃は邪気払いの意味で、
昔の赤子の着物は背縫いがない代わりに
“背守り”として
よく桃の縮緬細工などが縫い付けられておりました。

© 陽佳 2017「唐子犬」PA260361.jpg 

緋縮緬の絞りの柔らかな紐の結び目を
彫りと茜染めで表現しています
© 陽佳 2017「唐子犬」PA260362.jpg 

長寿と富貴をあらわすともいわれる
牡丹と蝶を
緋縮緬の前掛けに
飾り彫りしてあしらって
© 陽佳 2017「唐子犬」PA260360.jpg 


© 陽佳 2017「唐子犬」PA260364.jpg 






◆次回も根付のご紹介かと。



最近よく皆様から質問されます
「どうしてまた普通の会社員から根付師になったのか?」
を今年はこのブログに
20年前に遡って
少しづつ書き残していこうかと
思っております

記憶が薄れないうちに…


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プロフィール

根付師 陽佳

Author:根付師 陽佳
            
現代根付を創っています。

地下室で根付を創っている時は
『 根付師 陽佳 』(ねつけし ようか)

ときどき
「 湖 蝶 」(こちょう)
     の名で書や篆刻を創り。

ところにより
「 桃生 蛙子 」(ものう あこ)
    の名で詩や文章を創ります。

心を込めて創った作品を、自ら撮った記録写真。

その画像とともに、作品解説や創作エピソードなど少しずつ綴っていきたいと思います。

◆国際根付彫刻会 会長

◆神戸芸術工科大学 大学院
非常勤講師

◆NHK文化センタ―講師

◆朝日カルチャーセンタ―講師

◆よみうりカルチャー講師

◆和小物ブランド
「小間物屋 徳右ェ門」主催

◆大学の書道科を卒業後、
某S化粧品会社宣伝部に就職、
脱サラして根付師に。

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ご訪問ありがとうございます!
かなりのIT音痴ながらも『ブログ作成入門書』を片手になんとか開設にこぎつけ少しずつ作品の写真を紹介しておりましたが、親の介護でここしばらく更新がストッップしておりました。
2年近くの介護ブランクで、ブログ作成手順をすっかり忘れてしまいましたが、振り出しに戻ったつもりで再びブログ入門書を片手に更新を再スタートさせていきたいと思いますので、何卒よろしくお願い申しあげます。

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