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根付師「陽佳」
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戦国駒シリーズ 第二弾!
第一弾の 「歩兵」 につづき、第二弾は 「角行」
DATA
『戦国駒 角行』 2015
黄楊(つげ)
象嵌なし
ヤシャ染め、べんがら
3.5 × 3.6 × 2.8 cm
~ 個人蔵 ~
将棋の駒の「角行」を戦国武将の姿になぞらえて根付にしました
「角行」の“角”の文字から
相撲(角界ともいうので)の関取をイメージした
武将の姿で表現しています
相撲(角界ともいうので)の関取をイメージした
武将の姿で表現しています
もちろん髪型はお相撲さんの“大イチョウ”風で
体型も関取風のどっしりとした恰幅の良い武将
体型も関取風のどっしりとした恰幅の良い武将
甲冑も
「兜」、「面頬」、「喉輪」、「籠手」、
「佩楯」、「臑当」、「草履」、「胴」とフル装備です
「銘」は実際の将棋の駒にあるように
紐通しの穴は武将のお尻から側面にしっかりと
兜の内側には、
「面頬」と呼ばれるアゴと両頬を守る“赤い塗り面”が入っており、
その上に兜の緒紐がクルクルと絡み合いながら
『勝』という文字(草書体)になっています
「勝」は将棋の上でも、武将としても縁起の良い文字です
将棋の駒の「角行」が成った時の文字 『龍馬 』 (駒の裏側にある文字)を
兜の“前立て”として飾り、
まさに「角行」の駒が“成った”姿を1つの根付の中に表現しています
兜を手にしたその姿は、
ともすると土俵の上で“仕切る”姿に
ともすると土俵の上で“仕切る”姿に
ちなみに、第一弾の「戦国駒 歩兵」は、
まだ若い足軽風の青年でした・・・
(当ブログ2014.12.18で紹介)
まだ若い足軽風の青年でした・・・
(当ブログ2014.12.18で紹介)
戦国駒シリーズ、創るのが楽しくて・・・
さて、次の駒は何にしましょう
◆次回は・・・
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コメント
陽佳様
こんにちは。
これも、面白い出来ですね。(◎-◎)
角から角力ね~、、、なるほど考えましたね。
歩よりも、かなり進化している様子、発想力が素晴らしい根付ですなー。(^o^)
対にする飛車駒は、面頬付けて、目を二重象嵌仕上げ、立ち根付で見えをきる感じかかな。('-'*)エヘ
香車は鉄砲で、、、桂馬は当然お馬さん、、、金銀はなんだろ、、、あっと西遊記に掛けての武器でも面白いですね!!!♬♩♫♪☻(●´∀`●)☺♪♫♩♬
オリジナリティ豊か、これぞ現代根付師の作品といえますね!!(^^)//゛゛゛パチパチパチ
2015/07/15 20:06URL
とら太 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
とら太 さま
コメント誠にありがとうございます!
発想力、お褒めいただき恐縮でございますm(__)m
桂馬はご推察とおり“馬”をモチーフにした案も既に考えております。
その他はまだ色々アイデアがあり絞り込めていませんが、モチーフの可能性は無限大!!楽しくて堪りません。
色々ご想像頂き嬉しいです。
将棋の駒は対局するには先手後手と2セットありますので、一揃い作ろうとするとかなりの数に。1つの駒でもバリエーションが沢山考えられます。
全て創りあげるには相当の時間が掛かると思いますので、気長にコツコツ楽しみながら創っていこうかと。
ライフワークになりそうです。(笑)
現代根付を応援していただき本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
とら太 さま
コメント誠にありがとうございます!
発想力、お褒めいただき恐縮でございますm(__)m
桂馬はご推察とおり“馬”をモチーフにした案も既に考えております。
その他はまだ色々アイデアがあり絞り込めていませんが、モチーフの可能性は無限大!!楽しくて堪りません。
色々ご想像頂き嬉しいです。
将棋の駒は対局するには先手後手と2セットありますので、一揃い作ろうとするとかなりの数に。1つの駒でもバリエーションが沢山考えられます。
全て創りあげるには相当の時間が掛かると思いますので、気長にコツコツ楽しみながら創っていこうかと。
ライフワークになりそうです。(笑)
現代根付を応援していただき本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
2015/07/16 22:55URL
根付師 陽佳 #-[ 編集]
現代根付って面白いですよね。(^○^)
古典根付の根付師は完成されていますが、現代根付師は伸びしろがある人がいます。まあ、上を目指す人や聞く耳持つ人は、極々少数ですけど、、、。
一点気になるのは、「顔」に喜怒哀楽を入れたほうが、僕は好きですね。それだけで根付の完成度は、圧倒的に高まります。小ぶりタイプだったら江戸派の如柳みたいな、凄い表情いれると良いですよ。コレクターは、かならず一番最初に顔を見ますから。(◎-◎)
大ぶりだったら清宗根付館に展示されていた東声方さんの「会心の技」の顔の表情は素晴らしいです。動きの造形も凄いけど、顔の作りは秀逸でした。あれ無表情だったら、感動半減です。o(^_-)O
このシリーズは、掘り下げると面白いと思います。
1つのテーマで連作するようにすると、作品で作家をイメージできるようになるので、個性を売りやすく単発での作品発表よりも、インパクトがあります。。。(^^)/
武将だと外人にも受けるし、老若男女にもOK、オールマイティです。大きさをみんな同じにしないで、王将・飛車・角は大ぶりに、歩は小ぶりにするのも一つの手かな。
いづれ陽佳さん単独の個展をギャラリーで開いた時には、あちこちに売れた品を借りてきて、展示すると同じ大きさよりも強弱が出て見応えあるかなーと想像しちゃいますね。\(~o~)/
ついでに、対戦相手は西洋風のチェス版根付にしても面白いですねー。('-'*)エヘ 将棋盤は、蒔絵の豪華な大名盤が良いので、今から探しておいたほうが良いです。
これは、とても楽しみな根付将棋シリーズになりそうですね。面白そうです、、、(^○^)
2015/07/17 21:50URL
とら太 #-[ 編集]
Re:
とら太 さま
コメント誠にありがとうございます!
表情をどうするか、一番難しいところです。。創り手の意図する喜怒哀楽をどこまで作品に刻むか、見る人側の想像の余地をどの程度残すか、いつも悩みますが、いずれにせよ自由自在に表情を操れるようになるにはまだまだ精進しなくてはなりません。
いつかは個展をと思っておりますが、創る手がとても遅いので、新作だけの個展は不可能?かと、やはり所有者の方々からお借りする事となると思いますが、具体的にお考え頂き、嬉しく存じます。いつになるかわかりませんが、個展会場の見せ方など想像しますと楽しいですね、来るべき時のためにコツコツがんばります。
将棋盤までは全く頭にありませんでしたが、展示までを考えるとまた違ったアプローチが思い浮かび作品の幅も広がってきます。
創り手側では気がつかない視点をご指摘頂き誠にありがとうございます!!
とら太 さま
コメント誠にありがとうございます!
表情をどうするか、一番難しいところです。。創り手の意図する喜怒哀楽をどこまで作品に刻むか、見る人側の想像の余地をどの程度残すか、いつも悩みますが、いずれにせよ自由自在に表情を操れるようになるにはまだまだ精進しなくてはなりません。
いつかは個展をと思っておりますが、創る手がとても遅いので、新作だけの個展は不可能?かと、やはり所有者の方々からお借りする事となると思いますが、具体的にお考え頂き、嬉しく存じます。いつになるかわかりませんが、個展会場の見せ方など想像しますと楽しいですね、来るべき時のためにコツコツがんばります。
将棋盤までは全く頭にありませんでしたが、展示までを考えるとまた違ったアプローチが思い浮かび作品の幅も広がってきます。
創り手側では気がつかない視点をご指摘頂き誠にありがとうございます!!